お金の店長 竹内秀一さんインタビュー

 

こんにちは。
Cafe LOSER店長の杉田です。

今日もごゆっくりどうぞ。

 

えーと、今回は、「Cafe LOSER お金の店長」である、竹内秀一さんのインタビューをお届けします。

あ、この竹内さん、私がずっと低空飛行をしていた時、私の可能性を信じて、引っ張り上げてくださった方なんですよ。

そんな竹内さんに、改めて、竹内さんのキャリアや仕事への思いを語っていただきました。
(杉田は、竹内さんのことを「ハリーさん」というアダ名で呼んでいます)

 

(杉田)ハリーさんのキャリアについてお聞きしたいんですけど、最初って保険会社でしたっけ?

(竹内)損保。損保だったんです。

(杉田)損保が最初の就職先ですか。

(竹内)いえ、最初は今は亡き百貨店に1回勤めてます。1年だけね。新卒で入って、ちょうど1年で退職。外商やらせろって言ったら、いや、お前は駄目だと。布団を売る所で、ずっとやれと。じゃあ退職しますって言った。

(杉田)ハリーさんらしい(笑)。

(竹内)外に出たいにも関わらず出してくれない。外商させてくれって言っても、お前はここがいいんだと言う。サラリーマンって俺には向いてないっていうことを、1年で判断できたっていうのは良かったなと(笑)。あと、うちの父親が大学4年の春に脊椎損傷で寝たきりになってるのでお金がない。病院の治療費がない。で、2年後には胃がんの手術。寝たきりの人の胃がんの手術って結構お金がかかるんですよ。で、その家計処理を全部私がやるわけです。そうすると何を勉強したかというと、社会保険制度。要するに民間の保険よりも、国のどういう制度があるかいろいろ調べるってところから始めて、その後いろいろ保険も研究し、住宅ローンも研究して・・・というのが今の仕事のベースにあります。

(杉田)損保に転職して、そこでは何年勤めたんですか。

(竹内)5年。

(杉田)そこから独立系ファイナンシャルプランナー(以下、「FP」と略)になるってどんな経緯だったんでしょうか。ちなみに、日本FP協会のホームページには、

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

って書いてありますけど、FPってどういうことしてるんですか。

(竹内)FPは、厚生労働省の認可資格で、たぶん今、日本に19万6000人ぐらいると思います。大体ハウスメーカーの下請けになって、家を売るためのFPとか、不動産を売るためのFPだったりとか、9割以上の人がどっかの会社に所属しています。例えば何とか証券のFPだったら、本当は他社のほうが手数料が安くてもっといい商品があっても、わが社が一番ですって売らざるを得ない。逆にそれで他社の商品扱ってたら背任行為になって、お前は首だ、みたいな話になる。

(杉田)FPが、ちゃんとしたお金の相談を受ける人ではなくて、企業のセールスになっちゃってる?

(竹内)そういうことです。だから、私のような、組織に属してない独立系FPは、組織の都合とか、この保険を売りたいとか、この不動産を売らなくちゃいけないとか、この投資信託を販売するっていうことがないので、逆にクライアントさんが困ってることを解決できます。最近は、うちにこられる人は、いろんな金融機関行きました、いろんな住宅メーカー行きました、不動産会社も行きました、でもみんな売り込みばっかりで気持ちが悪い、不安だ、不信だっていう人たちが最後にうちに来るので、逆にそういう人たちがたくさんいるおかげで独立系FPが存在しています。

(杉田)でも、保険といえば、街中に●●とかあるじゃないですか。ああいうのって、たくさんの保険を扱っていて、中立っぽく見えるんですけど、どうなんですか、あれ?

(竹内)言えない感じ(笑)。ひどい話をするといっぱい出てくるので、あまり同業他社の悪口はできるだけ言わないほうが(笑)。

(杉田)(笑)あ、そういえばハリーさん、結婚前のカップルに、コーチングをやっているんですよね、マリッジコーチング。(竹内さんはコーチでもある)

(竹内)はい。独立系FPが、なんでマリッジコーチングやっているのかって皆さんおっしゃるんですけど、うちは、離婚訴訟が多いんですよ。それも家を建てて5年目の離婚訴訟の相談があまりにも多い。離婚にまつわる相談でうちにこられた時、いろいろ二人にインタビューすると、初回は出てこないんですけど、2回目、3回目の打ち合わせで、大体お金のトラブルを抱えていることがわかります。それが4年目ぐらいになると大体住宅ローンの払えないことがきっかけになって、最後は離婚のための弁護士を紹介してくださいって話になります。結構つらいですよ、離婚の弁護士紹介してくださいって言われるのって。

(杉田)そういうこともやらないといけないんですね。

(竹内)そんなことも経験してるので、予防っていう意味で、結婚前に二人の価値観をすり合わせる、マリッジコーチングは必要なんです。

(杉田)なるほど。ハリーさんは、「お金の問題は、お金のことだけで解決しない」って言ってますよね。

(竹内)そう、お金の問題って、お金をどうこうするだけじゃ駄目で、メンタルも関係あるんですよ。私は、フィジカル(体)、メンタル(心)、ファイナンス(お金)の3つのバランスをより良く満たしていくことが幸せになることだと思っているんですけど、順番で言えば、一番最初にフィジカルをきちんと整えると、メンタルが癒やされて健全な魂になっていく。そうすると自然にお金も増える。

フィジカル(体)を整える

メンタル(心)が癒やされる

ファイナンス(お金)が増える

でも今は、多く人がやっているのは、それが逆になっていて、ファイナンスが優先順位の一番で、お金をどうにかしたい、増やしたい、運用したいっていう人たちが多いので、メンタルが二の次になってます。そうすると、メンタルぼろぼろになっていくし、フィジカルにも投資をする人がいないんですよ。

(杉田)ハリーさんに相談すると、お金のことだけじゃなく、それとつながっているフィジカルとかメンタルの面も見てくれるってことですか。

(竹内)そう、包括的に360度の角度から見れる。それからもう一つ言うと、私は相談内容に応じて、信頼のできる弁護士・公認会計士・社会保険労務士・司法書士などの専門家をご紹介できます。

(杉田)お金のことで専門家が必要になってもワンストップで相談をすませることができる?

(竹内)そうです。それから「お金を増やす」ということで言えば、10年ぐらい前、「ハーバードビジネススクールでコミュニケーション勉強したチームは、年収が9年後に1.86倍になった」っていうデータを聞いたときに、なるほどと思ったんです。要するにコミュニケーションが大切。私が大学で教えている生徒たちにも、「お金を増やしたいなら、まずは人間力とコミュニケーション勉強をしてくれ」って話を口酸っぱく言ってます。お金をずっと勉強してきて分かったことは、お金を勉強しても増えない。やはり信頼される人になる、あるいは目の前にいる人の人生全体を支えられるような人にならないと、お金って増えません。

(杉田)それは実にまっとうなアドバイスですね。そういえば、ハリーさんのところへの最初の相談は、「長野にあるハリーさんの事務所に直接きてください」って言ってますよね。しかも、「お金の課題にかかわる全員(カップル・夫婦・親子、社長と会計責任者など)で来店されるのが望ましいです」ってなってますけど、どうしてそんなことお願いしてるんですか?

(竹内)よく「絶対に夫婦で行かないとダメですか?」「忙しいので2人の都合があわないけれど!」「パートナーが行きたがらない!」とか言われるんですよ(笑)。でも、電話やスカイプでも相談を受付けてもいるので、来店は絶対というわけではないです。でもなぜ最初の相談だけ夫婦同席をお願いしているかというと、メリットが大きいからなんですよ。前に夫婦同席をお願いしてなかったころは、「奥様はOKだけど、家に帰ったら旦那様からダメだといわれた」のようなことが多かった。結果、時間はかかるし、何度も相談しないといけなくなる。でも夫婦同時に説明を受けていただければ、決断も判断も、想いの共有も全部同時にできて、結果的に時間短縮になるんです。

(杉田)具体的に、初回の相談でどんなことをするんですか。

(竹内)気にはなっているけど切り出しにくいお金の話を私がインタビューします。たとえば、「夫の貯金って本当はいくらあるんだろう?」「ホントのところ年収は?」「借金はないよね?」などの質問です。そうやって第三者で中立的な独立系FPが質問をすることで、お互いが遠慮して聞けずに不安だった想いや心配が解消する場合があります。また、二人で同時に受けていただくことで、お互いお金に対する認識の違いも浮き彫りになります。その違いを刷り合わせることで、1回の相談でお金の不安が解消される方もいらっしゃいます。

(杉田)お金に対する認識の違いを違いをすり合わせるには、夫婦そろってないとできないですもんね。

(竹内)そう、長年、お金の相談にのっていて、お金と夫婦仲が密接につながっていることをイヤというほど痛感させられたんですよ。うまくいっていない夫婦は、夫が保険のことは妻に任せっきりで無頓着だったり、夢だったマイホームを建てたけれど、住宅ローン返済が苦しい。家計に関する考え方の違いから夫婦関係がギクシャクしたり、そういう夫婦が離婚寸前で私のところに相談に来るケースが非常に多かったんです。実際に数え切れないくらいの離婚訴訟にも立ち会ってきました。どうして、そんなことが起きてしまうのか?離婚原因は、「お金の価値観」の不一致のことが多いんです。結婚前に、二人のお金に対する考え方や使い方の刷り合わせが十分にできていなかった。

(杉田)「お金に対する価値観」が、そこまで結婚に影響するんですね。

(竹内)はい、よく「性格の不一致」「人生観や価値観の違い」などを離婚理由として挙げる人が多いんですけど、実は、「お金に対する考え方や使い方、あるいはお金そのものに対する価値観の相違」が結果的に離婚へと発展していくんですね。だから私は、コーチングの手法を取り入れながら、二人の価値観の刷り合わせをサポートしています。二人で同時にじっくりとお話をお聞かせいただくことで人生や夢、お金の価値観も共有できます。人生の節目において、ふたりの夢、ゴールや目標をたったひとりで考えるというのは淋しくないですか?「節目をどのように迎えるのか?」という大切なことを、一人で相談に来ることがもったいないと思っています。

(杉田)だから、「お金の課題にかかわる全員(カップル・夫婦・親子、社長と会計責任者など)で来店されるのが望ましいです」なんですね。今日は改めてハリーさんの仕事がよくわかりました。ありがとうございました。

 

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